自分を責めても意味がない。大切なのは改善すること~【仕事は輝く】書評

仕事は輝く/犬飼ターボ

『やさしい人ほど自分を責めてしまいます。でも、そこに意味はありません』

本書は、仕事でやりがいを感じながら結果を出すためにどうすればいいのか、『3人の石切り職人』の話をモチーフにした物語形式で、仕事に対する意識を改善する方法を教えてくれます。

 

3人の石切り職人の話を簡単にご紹介しますと、、、

――――――
昔とある街に3人の石切り職人がいて、毎日汗を流しながら、石を切り、同じ給料をもらっていました。

ある時、町に旅人が訪れ3人の石切り職人に対して、ある質問をしました。

『あなたは何のために石を切っているのですか?』

1人目は、『お金のため』と答え、2人目は、『職人としての腕を上げるため』と答え、3人目は『協会の土台を作るため』と答えました。
――――――

 

1人目は、仕事から何を得たいかが明確であり、賃金に対して同等の働きをするが、今後も経営管理者にはなれない。

 

2人目は、技能を極めようとするのは素晴らしいことだが、技能にばかりに目が行ってしまい、その技能が会社の求めるものとズレることもある。技能習熟だけでは、経営管理者にはなれない。

 

3人目の石切り職人こそ、経営管理者にふさわしいと。

 

これの原文は、ドラッカーの『マネジメント』に出てくるのですが、旅人の石切り職人に対する質問は、答えによってその人にマネージャー(管理者、リーダー)の素質があるかわかると言います。

この話は、原文は経営管理者に対しての話なのですが、社員教育において、社員の仕事に対する姿勢に対する話にも使われることがあるようです。

 

本書は、どちらかというと、社員教育に使われるような、仕事に対する姿勢について学ぶことが出来ます。

それでは、本書で学んだことをまとめていきます。

仕事でやりがいを感じながら結果を出すための3つのこと

著者は、仕事でやりがいを出すためには、『セルフイメージ』、『カスタマー』、『ミッション』が必要だといっています。

『セルフイメージ』

本書では、セルフイメージの事を、自分は何の専門家なのか、という問いで表しています。

仕事をするとき、自分は未熟であるという認識では、仕事上でミスも多くなるし、自主的にスキルアップをすることもない。

 

そうではなく、例えば自分が石切り職人だとすると、『自分は石切りの専門家だ』と思うことで、仕事に対する責任感、集中力が高まり、専門家としての技能習熟や知識を蓄えようとするでしょう。

『カスタマー』

本書では、カスタマーの事を、顧客の期待を超える、という表現をしています。
ここでいう顧客とは、客の事ではありません。
会社員にとっての顧客とは、自分の雇い主であって、客は間接的な顧客であると。

 

これは、斎藤一人も言っていることですが、要は、雇い主が望んでいることを実現すること、これをすることで、自分の結果に対して上司からの評価が低い、などといった悩みを解決してくれます。

『ミッション』

本書でのミッションとは、仕事の意味、ということ。
自分のやっている仕事を、単なる作業としてしまうと、凄くつまらないものになってしまいます。

 

大切なのは、その作業の結果、会社やお客にどういった利益や効果、感動を与えることが出来るのか、それを見ること。
そうすることで、自分の仕事に価値を見出せるでしょう。

自分を責めることに意味はない

仕事で失敗をしたときに、自分を責めることには何の意味もありません。

 

本書で、とある石切り職人が、石に括り付ける縄の結びを失敗し、それを同僚たちに謝るという描写があります。
これに対して、主人公は、謝らないで急いで結びなおして欲しい、と感じました。
そして、その時、自分自身の間違いに気が付きます。

 

主人公も、謝ったり、自分を責めたりしていましたが、上司から『自分を責めるのは意味がない』と言及されます。
最初は意味が分からなかった主人公ですが、先ほどの石切り職人の姿を見て、理解することが出来ました。
自分を責めても意味がなく、失敗の原因となった部分を改善すればいいと。

 

失敗すると自分を責めるのは、誰もがやってしまいがちです。
『自分はダメな奴だ』とか『自分は不器用だから』と自分を責めても、失敗の原因は改善しませんし、その時間に何の意味もありません。

 

失敗をしたら、どうすれば改善できるのか、それだけを考えればいい。

初心に帰る

全てが無意味だと感じるような出来事があったとき、その時は原点に立ち戻ればいい。

 

本書で、主人公は自分の仕事は無意味だったと、すべてに対して無気力になってしまいます。

 

そんな時、主人公の同僚が、ある言葉を投げかけます。

『今大切なのは、目的を思い出すことだ。熱心に学び始めたころの原点だ。初心を思い出せ!』

全てが無意味と感じたときは、もう一度出発点に立ち戻る。
そうして、再度『セルフイメージ』、『カスタマー』、『ミッション』、そして『自分を責めない』という事を一つ一つ確認して、やっていけばいい。

 

そうすることで、改善だけでは乗り越えられなかった問題を、改善より大きな『改革』をもって、乗り越えることが出来るだろうと。

まとめ

今回は、『働くときの自己意識』という事について学ぶことが出来ました。

ただ何となく、目の前の作業を淡々とこなす。これでは、仕事が面白くなるわけがありませんよね。

 

大切なのは、それをする事でどんな結果になるのか、考えること。

そうすることで、今の自分のやっている仕事に対して誇りを持つことも、また充実した気持ちで仕事をこなすことが出来るようになります。

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