ロジカルシンキングの実践方法を学ぶ~【入門 考える技術・書く技術】書評

こんにちは、哲也です。

 

本書は、バーバラ・ミント著『考える技術・書く技術』の入門編です。

 

日本人の言語である日本語は、曖昧な表現が浸透しています。

しかし、ビジネスでは論理的に説明することを求められます。

余計な衝突をさけ和を尊重する日本人の感性が、時には足を引っ張ることも、、、

 

では、論理的に説明、または文章を書くためには何をしなければいけないのか?

 

その答えは、

論理的な文章を書くためには、論理的な考え方をしなければいけない。

だから、まずは論理的な考え方を学んで、そのあとで書き方を学びましょう。

と、いうのがこの本の内容です。

 

本書は、レポートや報告書など、

ビジネスシーンで使用する文章を書くための技術が紹介されています。

 

ところが、レポートや報告書だけでなく、

例えばセールスの際にも活用できそうな要素を学ぶことができました。

 

それでは、本書から学んだことを書いていきます。

読み手を分析する

自分が殺されてしまう状況で、助かる方法を1時間だけ考える時間がある。

その時に、どのようにすれば助かると思いますか?

アインシュタインの有名な言葉で、次の言葉があります。

「最初の55分間は、適切な質問を探すのに費やすだろう」

 

正しい疑問を考えることができれば、それだけで問題が解決することがあります。

 

ビジネスにおいて一番重要なことは、顧客の疑問を考える事です。

極論、顧客を理解できればビジネスは上手くいきます。

 

それでは、どのようにして顧客を理解するのか。

文章でいうと、どのようにして読み手を理解するのか。

この方法について、本書ではOPQ分析というものを紹介しています。

OPQ分析

O:Objective(望ましい状況)

P:Problem(問題、すなわち現状と理想とのギャップ)

Q:Question(詠み手の疑問)

 

O:読み手が『こうなりたい!』と望んでいる状況がある。

P:しかし、現状は理想の状態とは言い難く、その間にはギャップがある。

Q:そのギャップを埋めるためにはどうしたらいいのだろうか。

 

OPQの一連の流れで読み手の疑問を考える。

そして、その疑問を解決する方法を伝えてあげる。

 

顧客への疑問への答えこそが、

悩みを解決する文章でいえば主テーマになり、

セールスでいえばアピールポイントになるわけです。

読み手を理解する

自分の書く文章は、読み手の事を考えられているでしょうか。

 

読み手の事を考えて書く。

文章に関する本を読んだことがあれば、一度は耳にする言葉だと思います。

 

読み手の事を考えるためには、

・書く目的を明確にする(読み手に何を伝えたいのか?)

・読み手を理解する

という作業が必要です。

書く目的を明確にする

文章を書く時、なぜその文章を書いているのか意識しているでしょうか。

書く目的が曖昧であれば、読み手に伝わる文章を書くことができません。

 

読み手に伝わる文章を書きたいなら、

書く目的+読み手を主語にして考える事が必要です。

 

読み手ありきの文章の場合は、

常に『書く目的』を意識して、相手がどう感じるかを考える事が重要です。

 

例えば、書く目的が『文章力向上の重要性を伝える』だとしましょう。

この場合、『読み手は、文章力向上の重要性について理解するだろうか?』

と、自分の文章を読み手がみたときに、どう感じるかを考えなければいけません。

読み手を理解する

当然ですが、読み手を理解していたほうが、相手に伝わる文章を書くことができます。

 

本書では、上司への報告書などは、上司を理解することが重要であると説明しています。

しかし、文章で何かを伝える相手が、必ずしも身近にいるわけではありません。

 

その場合、どうすればいいと思いますか?

身近にいなければ、リサーチが重要になります。

 

例えば、女性に向けた文章を書くのであれば、

・女性雑誌を見て、世の女性が何に興味を持っているのかを知る

・女性向けのテレビ番組を見る

・女性に話を聞いてみる

などを調べなければいけません。

 

自分が伝えたい相手が普段何に興味・関心を持っているのか。

これを理解することで、文章で何かを伝える相手が明確にイメージ出来るようになる。

その結果、読み手目線で文章を書くことができます。

 

and接続詞の使用を避ける

読みやすい文章には、正しい接続詞が使われていることが多いです。

 

日本人は、接続詞を使い分けるのが苦手です。

どんな接続詞を使っても、ある程度理解することができるからです。

 

しかし、読みやすい文章を書きたいのであれば、

日本語のand接続詞である『しりてが』を出来るだけ使わないように心がける必要があります。

and接続詞とは、ただ文をつなげるだけの役割しか果たさないものです。

 

接続詞の役割は、前後の文の関係を明らかにすることです。

例えば、

『この文章は、難しい漢字が使われておらず、誰にでも読みやすい』

上記の文章の接続詞『ず』も、and接続詞です。

 

and接続詞を使わずに表現すると、

『この文章は、難しい漢字が使われていないため、誰にでも読みやすい』

この文章の接続詞『~ため』は、理由を示していることが分かると思います。

『誰にでも読みやすい』なぜ?『難しい漢字が使われていないから』と。

 

全ての文章にand接続詞をつかわないことは難しいと思います。

しかし、適切な接続詞を使うことを意識する。

これだけでも、自分の文章を読みやすくするキッカケになるはずです。

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