Googleがネットに与えた変化を理解する~【Googleー既存のビジネスを破壊する】書評

こんにちは、哲也です。

 

今ではグーグルなどが提供する検索エンジンなしでの生活は考えられなくなりました。

分からないことがあれば、ググる、検索する。それで検索すればすぐに自分が求めている情報を手に入れることができます。

 

このように現代は情報インフラが整っており、まさに情報化社会の真っただ中にいます。

そして、今の時代最も影響力を持った存在がGoogleでしょう。

 

本書『Googleー既存のビジネスを破壊する』の著者はグーグルがもたらした利便性などのメリット、そしてグーグル一強になることへの懸念について書かれています。

この記事では、Googleなどが情報インフラを整えた結果どのような変化が起こったのか、ということに焦点を当てて書いていきたいと思います。

ネットがもたらした情報の変化

インターネットが普及するにつれて最も変化したのが情報です。

ネットが普及する以前の情報は、新聞やテレビから情報を受け取るという一方通行的なものでした。

そのため、情報が偏ったりして、ある意味で情報操作されていたといえます。

 

現にテレビのニュースや新聞の記事は、広告をよく出してくれるお得意様に関しての悪い情報はあまり大々的に扱わず、逆にそれを目立たなくするために、他ののどうでもいい情報を大々的に扱ったりすることが日常的に行われていました。

 

しかし、ネットが普及するにつれて、受動的な情報収集から、積極的な情報収集へと変化していきます。

検索エンジンに欲しい情報のキーワードを入れ込み、どの情報を受け取るかを自分で判断する。

そのため、情報の取捨選択をする必要が出てたものの、一般的な人々の情報リテラシーが向上するきっかけにもなりました。

ネットは広告にどのような変化をもたらしたか?

ネットが普及する以前の広告とは、テレビCMやラジオ、新聞や折り込みチラシなど、今でいうオフライン広告のみ。

そのため、資金がない中小企業や自営業者は、なかなか広告宣伝に手を出すことができませんでした。また、その効果はハッキリと分からず『何となく効果がありそう』という漠然とした理由から広告を出していました。

広告を出したが思ったように売り上げが上がらず、広告代理店が儲けるだけ、という何とも言えない状態になっていました。

 

そんな状態を変えていったのが、ネットで、Googleなどが運営するキーワード広告です。

キーワード広告の事を、PPC広告とも表現します。このPPC(ペイパークリック)広告とは、ユーザーが検索エンジンに特定のキーワードを入力した時に、検索結果の一番上か、画面の右側に文字だけの広告が表示されるものです。

PPC広告の威力は絶大で、今までのオフライン広告では得られなかった様々なメリットがあることが分かりました。

オフライン広告には無いPPC広告のメリット

PPC広告のメリットを上げるとすれば、

●無駄な広告費が発生しない

●効果を測定できる

●ターゲットを絞りやすい

●ニッチ市場の開拓につながった

というものがあります。

無駄な広告費が発生しない

PPC広告は無駄な広告費が発生する可能性がごく僅かです。

なぜかというと、PPC広告とは、ユーザーがクリックすることで初めて課金されるからです。そのためクリック課金型広告とも呼ばれています。

 

テレビCMや新聞などでは、広告が多くの人の目に触れる機会はあったかもしれませんが、実際にその広告に注目する人はどれだけいるのか分かりません。

しかし、PPC広告では、クリックされない限りは広告費が発生しないので、無駄な広告費が発生することがほぼありません。

(誤ってクリックされることはあるかもしれませんが、それでも従来の広告に比べると無駄はごく僅か)

効果を測定できる

オフライン広告の最大の欠点は、効果を正確に測定できないことです。

例えば、多額の広告費を出してCMを打ったとしても、実際にCMが売り上げに貢献しているかは測定できませんでした。

 

ところが、PPC広告では、クリック数という明確な基準があり、そのため計測することができます。

クリック数が少なければ広告を出すキーワードを練り直したり、クリック後の成約が少なければ、オファーの見直しを検討できます。

これは従来の広告では(PPC広告ほど正確に測定するのは)不可能なことでした。

ターゲットを絞りやすい

PPC広告は、広告を出すキーワードを自分で決めることができるので、ターゲットを絞ることが容易になりました。

テレビや新聞だと、大多数の人が目にすることはあっても、その中に広告を見てもらいたいターゲットがどれくらい存在するのか分かりません。

しかし、キーワードを自分で選定するので、自分の最も理想とする見込み客に合わせたキーワード戦略を立てられるようになりました。

 

例えば、ダイエット商品でも、特に中年の主婦向けに商品を売りたいのであれば、『40代 女性 ダイエットサプリ』という感じでターゲットを絞ることができます。

ターゲットを絞るため、コンバーション率も高くなり、費用対効果が上がります。

ニッチ市場を開拓するきっけかに

ターゲットを絞りやすくなったことから、ニッチ市場を開拓することにもつながりました。

従来の集客方法では、顧客の絶対数がたりず、ビジネスとして成り立たないニッチ市場が存在しました。

 

例えば、小学生向けのかけっこ教室、というビジネスがあったとします。

すると、従来の広告、新聞などでは顧客の絶対数が少なくて、とてもじゃないけど食っていけない。

しかし、キーワード広告で『かけっこ 上達する方法』というような広告を出したらどうでしょう。

全国のかけっこが早くなりたい小中学生(もしくはその親)が興味を持ち、絶対数も多くなり、ビジネスとして成り立つようになりました。

これからの時代は注目を集めることが最重要である

ネットがどんどん日常に浸透していく中で明らかになったのは、これからの時代注目を集めることがビジネスの鍵となる、ということです。

今はテレビや新聞で人の注目を集めることが困難です。

ネットが普及し、情報インフラが整っていき、人は自分が本当に興味があることに注目するようになります。

 

例えばYouTuberです。

今、彼らはどんどん影響力を増やしていますが、なぜこれほどの影響力を生み出すのかというと、その理由は注目が集まるからです。

注目を集める能力は、企業と個人の垣根はありません。

そのため、個人でも影響力のあるメディア(ブログ、YouTubeなど)を持っていれば、企業にも負けない存在になりえるということです。

まとめ

本書『Googleー既存のビジネスを破壊する』を読んで、ネットがもたらした変化、Google一強になることへの懸念などを一通り理解することができました。

 

これからの時代、情報がもっとも有用な資産になっていきます。

ビジネスの舞台も、どんどん情報分野へと移行していっています。

 

ネット広告に関する部分は、ビジネスに興味があるのなら、絶対に知っておくべき知識です。

時代の変化に取り残されないように、今の現状を理解するためにも、本書は参考になりました。

こういった業界知識、というか感覚を知っておくことは、重要です。

 

ネット関係の知識に疎い方は、ぜひ一読することをおススメします。