米国の巨大IT企業はなぜAIに力を注いでいるのか?【クラウドからAIへ】書評

こんにちは、哲也です。

 

最近のテクノロジーに関するニュースを見ていると、AIに関する話題が無い日は無いですよね。

AIとは人工知能のことで、今、世界中の企業が人工知能の開発に躍起になっています。

 

僕自身はAIに関しては、AI=人工知能、という位にしか知りませんでした。

しかし、これから最も発展していく市場の事を理解しないわけにはいかないだろうと思い、本書『クラウドからAIへ』を読んでみました。

 

僕は根っからの文系なので、正直理系分野に苦手意識を持っています。

なので、作中で数式や理系の専門用語があると、つい途中で本を読むことを諦めてしまうこともあるのですが(笑)

本書では、難解な数式が出てくることもなく、

AIとは何か、

AIの歴史、

なぜAIが注目されているのか、

AIがどのように僕たちの社会に影響を与えていくのか、

といったことについて分かりやすく説明されています。

 

AIの仕組みをガッツリ知りたい人向けではなく、AIに関する周辺知識を得るために活用するのが良いかと思います。

 

さて、本書ではAIの周辺知識を全体的に知ることができたのですが、特に僕が参考になった部分である、なぜ米国の巨大IT企業がAIに力を注いでいるのか?という点について、アウトプットもかねて書いていきたいと思います。

モバイルインターネットへのゲートウェイ(入り口)獲得競争

米国のGoogleやappleなどの巨大IT企業は、モバイルインターネットのゲートウェイ(入り口)を獲得しようと激しい競争が行われています。

パソコンでのゲートウェイは、世界的に見てGoogle一強といえる状態ですが、スマートフォンやタブレットからのゲートウェイは、まだどこかのIT企業が抜きんでているわけではありません。

そのため、Googleは『セマンティック検索』と呼ばれるよりユーザーの利便性を高めた検索エンジンを、

appleはiPhoneの『siri』を、

Facebookは『グラフ検索』と呼ばれるFacebook内の情報収集するための検索エンジンを発展させようとしていました。

モバイルインターネットのゲートウェイを、なぜこれらの巨大IT企業が激しい争奪戦をしているかというと、その背景にはビックデータの存在があります。

ビックデータを制する者が今後のビジネスを制する

情報革命が進むにつれて、人間の保有する情報は爆発的に増加しています。

例えば、コールセンターの通話内容は、過去数年単位で保管されています。数十年前までは考えられないほどの膨大な量のデータを、人間は持て余している状態です。

この膨大な量の情報こそが、ビックデータと呼ばれているものです。

そして、ビックデータの保有量こそが、今後のビジネスの優劣をつけていきます。

ビックデータから得られるものとして、例えば個人の趣味嗜好から20代前半の男性の興味関心は何か?という部分まで、より細かい情報を得ることができます。

その情報を元に、各会社に仕事を割り振るような、建築業界でいえばゼネコンのような巨大な権力を手にすることができます。

 

今の時代、インターネットへのアクセスは、パソコンからスマートフォンなどのモバイルへと移り変わっています。

つまり、モバイルのゲートウェイのシェア率は、今後のビックデータの保有量に直結することになります。

だからこそ、米国の巨大IT企業がモバイルインターネットへのゲートウェイ獲得競争が行われているのです。

ビックデータを活用するためにはAIが必要不可欠

実は、モバイルインターネットのゲートウェイを獲得するだけでは、まだ不十分です。

なぜなら、ビックデータを活用するにしても、その情報量があまりにも膨大であるため、既存の技術だけではさばききれないからです。

そこで必要不可欠となるのが、AIです。AIとビックデータは、どのどちらが欠けてもいけない相互依存関係にあると言っていいでしょう。

Google、appleなどの企業がAI開発やゲートウェイ獲得に躍起になるのは、このような背景があるからです。

まとめ

なぜ米国の巨大IT企業がAIに力を注いでいるのか理解できたでしょうか。

AI(人工知能)がなぜこんなに注目を浴びているのか、僕自身あまり知りませんでした。

しかし、その背景を知ることで、各IT企業の思惑だったり、世界のテクノロジーがどのように変革していってるのかを知ることで、日々のテクノロジー関連のニュースをより理解することができます。

もし、AI、ビックデータなどの言葉を聞いてピンとこなければ、本書などのAIに関する本を1冊読み込むだけでも全然違います。

これからは知識の保有量でも収入の格差が出てくると思いますので、知らないことは積極的に情報収集するようにしていきましょう。