文系がAIに関する周辺知識を身につけるのに最適な良書~【AIの衝撃 人工知能は人類の敵か】書評

こんにちは、哲也です。

 

僕のような文系で数式アレルギーを持っている人は、昨今のAIに関して何が起きているのか理解できていない人も多いかもしれません。

AI(人工知能)、機械学習、ニューラルネットワーク、ディープラーニング等の用語。

Googleを筆頭に米国や欧州の各企業が、今なぜAIの開発に躍起になっているのか?

これらの事を全く知らない人は、今回僕が読んだ【AIの衝撃 人工知能は人類の敵か】をみればある程度の周辺知識を身につけることができると思います。

(ややロボット関連の話が多めですが、AIとロボットの関係を知るには良いかと思います)

 

僕の場合、AI関連の書籍を本書以外にも数冊読んでいたので新しく知ったことは少なく、

どちらかというと今まで知った知識の復習的な感覚で読んでいました。

(僕が読んだ人工知能の書籍については記事の末尾で紹介します)

 

本書は全4章の構成となっていて、

第1章 最新AIの驚異的実力と人類滅亡の危惧

第2章 脳科学のコンピューターの融合から何が生まれるのか

第3章 日本の全産業がGoogleに支配される日

第4章 人間の存在価値が問われる時代

というタイトルで話が展開されます。

 

第1~3章までの内容は、今まで読んできた書籍の内容と大して変わらなかったので、今回の記事では割愛します。

個人的に印象に残ったのが第4章のテーマである人間の存在価値についてです。

これからAIが発達していき、人間の知能を超えるようなAIが登場する可能性が出てきた。

これまでは人間独自の創造性によって作られると思われていた芸術、音楽、文学などの分野でさえも、それらを創造する役目をAIに取って代わられるのではないか。

こういった事が危険視されるようになってきました。

 

僕が本書を読んでいて一番面白かったと感じたのが、この創造性という部分です。

創造性とは何か?

創造性とは何か?

人間が美しい音色を奏でる楽曲を作曲したり、心から感動して涙が流れるような物語を作る。

これは人間独自の創造であると思う人も多いかもしれません。

でも、人が心を動かされる曲や物語には、実は共通する部分があると知っているでしょうか?

 

音楽でも小説などの物語でも、人が何か新しいものを想像しようとするときには過去の作品を参考にします。

過去の作品で面白かった部分、感動した部分の要素を分解し、それを再構成したものが新しい作品として生まれる。

つまり創造とは人間がゼロから作り出すものではなくある程度のパターンがある、という意見があります。

 

おそらく今まで意識はしていなくても、同じようなことを感じた人も多いのではないでしょうか?

例えば面白い漫画の多くは”王道”に沿った物語であることが多いです。

主人公が強敵に敗れ、修行をして新たな能力を身につけて、敗れた強敵と再戦し勝利する。

少年ジャンプの漫画では割とありがちなパターンですが、しかしそれが人の心に刺さりやすいからこそ王道になるわけです。

(多くの物語は神話と共通するパターンを持っています。このあたりの事を詳しく知りたければ”神話の法則”という書籍を読んでみてください)

 

このような創造性をAIで再現できるのであれば、それこそ人間の価値などないのではないか?

という風に危惧している人が結構な割合で存在しています。

ですが、僕の意見としては、これはまだまだ先の話。

 

注目すべきは人の心を動かすパターンを学び、それを再現できればビジネスで有利になる。

そう思わないでしょうか?

人の心を動かすパターンを知る

人間の心は千差万別と言われていますが、それでも共通している感性は存在します。

だからこそ流行になる映画などが存在するのですから。

人の心を動かすパターンを知るためには、コピーライティングであったり、心理学を学ぶ必要性があると僕は考えています。

 

コピーライティングを少しかじると、一部の広告を除いて、多くの宣伝文句などには共通するパターンがあることに気が付きます。

またネット上の記事タイトルを見ていても、同じパターンに人は反応していることが分かります。

例えば、ネット上の記事でよくある『●●な人に共通している意外な◎つの特徴』みたいな記事タイトルは、

多くの人がその記事タイトルに興味を引かれるからこそ多用されています。

 

つまり、ビジネスに必要であるコピーライティングであったり、購買心理を動かすマーケティングは、

才能といった他人には再現不可能な代物ではなく、その分野のパターンを学ぶことで誰にでも再現可能な代物であるということです。

自分には才能がないと思っている人にとっては、心強い事実であると思いませんか?

要は上手くいっているパターンを学びまくって、それを自分のビジネスに落とし込む。

これさえできればある程度の反応を得ることは難しくないということです。

人工知能が人間を超えるか、超えないかはどうでもいい

人工知能が人間を超えるか、超えないかという問題については、僕のような凡人には答えは分かりません。

しかし、今のところそれが実現されるのはまだまだ先の話です。

であれば、自分自身の能力を鍛える必要が無いわけがなくて、どうなるか分からないからこそ学び続ける必要があると思います。

 

とりあえず今見えている将来としては、単純労働はどんどん機械やAIに代替えされていくでしょう。

だからこそ、知的労働者として働いていく土壌を作る必要があるように思えます。

知識無くしてお金を稼げる時代ではありません。

頭を使っている人はどんどん儲かる社会になっているのですから、お金を稼ぎたければ頭を鍛えるしかありません。

 

読書であったり、成功者の音声を聞いたり、今の時代は頭を鍛えるための環境は揃っています。

時代の流れに逆らって生きることほど大変なことはありません。

時代の流れにうまく乗ってより良い未来を掴むためにも、少しずつでも知識を蓄えるようにしていきましょう。

 

PS.

僕が今まで読んだ人工知能の書籍一覧

今後AIは僕たちの生活にどのような変化をもたらすのか?【2045年問題】書評

米国の巨大IT企業はなぜAIに力を注いでいるのか?【クラウドからAIへ】書評

ディープラーニングの概要を理解する~【Googleに学ぶディープラーニング】書評

人工知能万能説に異議を唱える!~【ビックデータと人工知能 可能性と罠を見極める】書評

上記の書籍の書評記事で多少人工知能に関してまとめていたりするので、興味があれば一緒に見てみてください。