次世代のお金の稼ぎ方、広告戦略を学ぶ!~『革命のファンファーレ~現代のお金と広告』西野 亮廣【書評】

こんにちは、哲也です。

今回読んだのは、西野 亮廣『革命のファンファーレ~現代のお金と広告』です。

 

西野さんは、あの有名な絵本『えんとつ町のプペル』をプロデュースした芸人ということで、知っている人も多いんじゃないでしょうか。

 

それで、本書は、西野さんの出版する2冊目のビジネス書です。

副題の通り、広告これからのお金稼ぎについて書かれています。

 

 

正直、西野さんのことは、本書を読むまであまり詳しく知りませんでした。

 

『なんかメッチャ絵本が売れてる』

『色んな所から叩かれてるな』

という印象しか無かったんですよね。

 

ただ、自分のやりたくない仕事はしないところだったり、大御所の芸人にも気後れしない態度には、

『なんか凄い人だな』

『いいぞ、もっと言ってやれ』

と、ある意味爽快感を感じてもいました。

 

いわゆるタレント本のように、

そのタレントのファンでなければ楽しめないという書籍ではなく、

今の時代なら誰にでも必要な知識について語られています。

 

『本当のお金の正体とは?』

『大ヒット中の絵本の内容を無料公開した理由』

『貯金時代から貯信時代へ』

などなど、かなり興味深い内容となっています。

 

どんな人におススメか?

西野さんが好きな人はもちろん、そうでない人でも読むべき内容だと感じました。

 

特に、えんとつ町のプペルの販売戦略、今の時代のお金に対する考察などは、

『なるほど、そうだったのか!』

とかなり勉強になります。

 

だから、

●なぜ『えんとつ町のプペル』や『革命のファンファーレ』が売れているのか?

●これから主流になる”無料戦略”について知りたい

●今までのお金稼ぎ、これからのお金稼ぎ、その違いとは?

といったことに興味がある人であれば、間違いなく役立ちます。

 

サラリーマンから学生まで、万人向けの書籍だと思っています。

 

内容は難しくなく、分量もそれほど多くないので、気軽に読めるのではないかと。

僕は約2時間ほどで読み終えることができました。

 

書籍の要約

クラウドファンディングでのお金の集め方

クラウドファンディングとは、ネットで企画をプレゼンして、一般の人からお金の支援を受けるものだ。

そして、このクラウドファンディングは、有名人であれば誰でも成功させられるわけではない。

意外にも、テレビタレントとクラウドファンディングの相性は悪いのである。

 

クラウドファンディングで成功するためには、2つの基本を押さえておく必要がある。

『お金とは何か?』『クラウドファンディングとは何か?』

これらの問いに対する答えこそ、クラウドファンディングで成功するための秘訣だ。

 

お金とは何か?

元は希少な素材(金とか)の取引から始まり、そのうち紙幣になった。

1万円札の原価は20円だが、1万円札には1万円の価値があると誰もが信用している。

つまりは、お金の本質とは『信用を数値化したもの』であるということだ。

 

では、クラウドファンディングとは何か?

クラウドファンディングとは、信用をお金に換えるための装置である。

 

だからこそ、テレビタレントとの相性は悪いといえる。

テレビタレントはスポンサーからお金をもらって、宣伝をする。

つまり、視聴者のためではなく、スポンサーのために発信していることになる。

不味い料理であっても、美味しいと言わなければいけないのだ。

このような”ウソ”を重ねることは、信用を失うことにつながる。

 

これらの事を考慮すると、クラウドファンディングでの勝ち方が見えてくる。

勝つためには『信用を勝ち取る』ことが最重要となるのだ。

 

なぜ大ヒット中の絵本を無料公開したのか?

『えんとつ町のプペル』を無料公開した直後、いろいろな方面から非難の声が殺到した。

 

『クリエイターにお金が落ちなくなる!』

『業界に悪影響を及ぼす!』

こういった批判がいかに見当違いのことであるか、理解している人は少ない。

ようは、その人たちは時代錯誤なのだ。

 

今の時代、無料がいたるところに溢れている。

TV番組は無料だし、Googleの検索エンジンはタダで使える。

他にもFacebook、Twitter、YouTube。

これらのものはすべて無料だ。

 

こういった無料で提供されているものを活用しているにもかかわらず、

『無料は悪だ!』

と言い張るのはおかしなことではないだろうか。

 

無料で公開するのは、マネタイズのタイミングをズラしているだけに過ぎない。

スーパーの試食、化粧品のサンプルと同じ。

実にありふれた方法だったりする。

 

だが、スーパーの試食も、化粧品のサンプルも、爆発的な売り上げを出すわけではなかった。

しかし、この”試食””ネット”が組み合わせることにより、化学反応が起きる。

 

ネット上のデータには、制限がない。

いくら試食してもらってもコストが掛からないのだ。

 

また、絵本(えんとつ町のプペル)の場合、この無料戦略と相性が良かった。

主婦の方は絵本を買うときに、内容ありきで購買を決定する。

内容を見て、子供に役立つのか、良い本なのか、これらを判断してから購入するのだ。

つまり、絵本は”ネタばれ”ありきの書籍であるといえる。

 

さらに、ネット上で公開した『えんとつ町のプペル』は、縦スクロールでしか読めない仕様だった。

こういった細かい戦略を立てることによって、30万部モノ大ヒットを成し遂げることが出来たのだ。

 

行動しない人間はアホである

行動できない人間は、『勇気がないから』と言い訳する。

しかし、勇気がないから行動できないのではなく、”情報”がないからこそ行動できないのだ。

 

行動に必要なのは、ポジティブシンキングなどではなく、ロジカルシンキング。

情報を仕入れて、『これは大丈夫だ』という判断ができれば、自然と前に進む。

 

そして、情報は行動する人間に集まり、集まった情報はさらなる行動を生み、さらに情報が集まる。

勇気のせいにしてはいけない。

情報収集をサボっているからこそ、行動できないのだから。

 

圧倒的努力。これに尽きる。

 

読後感想

さて、本書を読んでいて思ったのが、売れているのには売れている理由があるんだな、ということ。

 

『えんとつ町のプペル』の販売戦略を見ていても、どれだけ計算された戦略だったのか理解できる。

クラウドファンディングを広告に使うという考え方も新鮮でした。

 

西野さんが活用した無料戦略は、これからの時代、かなり重要になる販売戦略になると思います。

 

ネット上での無料戦略の利点は、コストほぼゼロレバレッジが掛かりまくることです。

データはいくら複製しても、コスト掛かりませんから。

 

僕がこういった無料戦略を初めて知ったのが、

『ブラックジャックによろしく』という漫画が著作権フリーになったことを知ったとき。

 

当時は『太っ腹な漫画家さんもいるもんだな~』と思っていたのですが、

実は、それで売り上げが増加するというのは目から鱗でした。

 

 

『ブラックジャックによろしく』の場合は、無料で見れる漫画が面白いことで、

「この人の書く漫画は面白い」という信用が構築された。

だからこそ、他の書籍の売り上げが増えるきっかけになったのでしょう。

 

誰だって無駄なお金を使いたくないです。

だからこそ、信用のある人の商品を買う。

一度好きになったクリエイターの作品を買い続けるのも、その人の作品なら間違いないという信用があるから。

 

これは西野さんの言う『信用がお金になる』というのを見事に体現している事例だと思います。

 

信用がお金になる事が、徐々に一般的になりつつありますよね。

例えばYouTuberのヒカル氏の件で話題になったvaluも、人の信用がお金になるサービスですし。

彼の場合は、信用を失うような行動が失脚のきっかけになったと思っていますが。

 

もちろん、クラウドファンディングも同様です。

信用がなければお金は集まらない。

もし一度目の企画でお金が集まったとしても、それが支援者の信用を失うような結果になれば、当然2度目は無いわけです。

 

こういった、これからの時代に必須の知識を分かりやすく、取っつきやすく説明している。

また、自身の事例を元に話されているので、根拠も十分。

 

新しい時代の生き方、稼ぎ方を学びたいと思う人なら、読んでみることをおススメします。

きっと、何らかのヒントを得られるはずですよ。

革命のファンファーレ~現代のお金と広告

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