効率的に知識を吸収するための読書術を学ぶ『知的戦闘力を高める独学の技法』書評

こんにちは、哲也です。

 

何かを知りたいと思ったときに、いったいどんな手段があるでしょうか。

ネットで検索するという手段。

その道に詳しい友人・知人に教えてもらう。

いろいろな手段がありますよね。

 

こういった手段の中に、

『本を読んで知識を得ようとする』

というものも、当然あると思います。

 

ここで一つ質問なのですが、何かの知識を得ようとするときに、

『本をどう読むか?』

ということについて考えたことがあるでしょうか?

 

自分の知りたい分野の本を片っ端から読む人もいれば、

興味が湧いたものを乱読する人もいるかもしれません。

 

本の読み方というのは、学校では教えてくれないし、

自分なりの方法を実践している人が多いかと思います。

 

ただ、知識を身につけるために読書をするのであれば、

少しでも効率よく知識を得られた方がいいと思いませんか?

 

同じ労力で、普通に読むよりも効率よく知識を得られるのなら、

それに越したことはないですよね。

 

そこで、今回僕が読んだ

著者:山口周『知的戦闘力を高める独学の技法』

が役に立つかもしれません。

著者:山口周『知的戦闘力を高める独学の技法』

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この書籍では、

使える知識を身につけるために、どのように本を読んでいけばいいのか?

という読書術に関して書かれています。

どんな人にお勧めか?

書籍の内容が読書術についてなので、

●読書習慣がある人

●調べ物をする時は本を読むという人

●目標達成に必要だから本を読む人

などにお勧めできます。

 

また、

●本を読んでも、なかなか知識を活用できない

●何冊読んでも、頭に残らない

といった悩みを抱えている人にもお勧めです。

書籍の中で参考になった点の要約・まとめ

読書の戦略ではテーマを最初に決める

世の中にはいろいろな書籍が溢れていますが、

それらすべてを読むことは不可能です。

だからこそ、自分の読書の目的となるテーマを定め、方向性を決める必要があります。

 

これをせずに、ただ闇雲に乱読してしまうと、

いくら時間があっても足りなくなってしまう。

独学の戦略を立てると、アンテナの感度が上がる

自分の独学の戦略が明確化していると、ふとした瞬間に

『これは、自分に必要な情報かもしれない』

と反応できるようになります。

 

逆に、この独学の戦略がない場合、

どれだけ大量のインプットをしていてもその知識を役立てることは出来ない。

心地よいインプットに用心する

自分の感性と似た書籍を読んでいると、

『これは分かる!』『その通りだ!』と共感したり、

心地よく感じることがあります。

 

しかし、こういう風に感じることは、ある意味で危険ともいえる。

なぜなら、こういった自分が素直に賛同できる書籍ばかりを読んでしまうと、

同じような意見や思考にばかり触れていることになる。

 

こういった似たような意見などにばかり耳を傾けていると、

知的生産のクオリティが低下してしまう。

関連分野を固めて読む

インプットされた内容を忘れにくくする効率のいい読み方も存在する。

それは関連分野の固め打ちをする方法です。

 

一時期に、固まった分野をまとめて読むと、

それぞれの書籍の内容が相互に連関して、

より強固に頭の中に定着するようになります。

独学において重要なのは、入れない情報を決めること

現在の世の中は、情報が溢れかえっている状態です。

だからこそ、情報の取捨選択が大事であり、

どうでもいい情報は取り入れないようにしなければいけません。

 

芸能人が浮気をした話題など、

『自分の人生にとってどうでもいい情報』

に関しては積極的に情報を遮断すべきです。

読後感想

今まで読書術系の書籍は読んだことが無かったので、

本書が読書術に関する初めての書籍です。

 

感想としては、

『確かに書籍の内容を実践すれば効率よく知識が身に付くだろうな』

『ていうか、最初にこういった書籍を読んでおけばよかったかも』

といった感想を抱きました。

 

ただ闇雲に読書をする行為は、

意味がないというのは言い過ぎかもしれないけど、

でも効率のいい読書ではないのは間違いないと感じています。

 

書店に行けば、大量の書籍が積まれていて、

さらに興味を引くようなキャッチーなタイトルが付けられているのを見ると、

あれこれ手を出したくなってしまう。

そして、ついつい、今の自分に必要ではないような書籍を買ってしまった経験があります。

 

そういった書籍を何冊も読んだあと、

ふと過去読んだ書籍の内容を思い浮かべてみたとき、

その内容を何も思い出せなかったことに愕然とした。

 

僕は書籍を読むのに、たぶん普通の人よりも長い時間をかけています。

 

これはじっくりと読んでいるから、という理由じゃなくて、

『読むのが遅い+内容を理解するのに時間が掛かる』

から、必然的に遅くなってしまうんですよね。

 

だからこそ、何時間もかけて読み終わった書籍の内容を、

全くとは言わないまでも、ほとんど思い出せなかったときは、

『結局読書なんてしても意味が無いんじゃ・・・』

と卑屈になったときもありました。

 

だけど、何かいい方法が無いかと試行錯誤していくうちに、

一番知識が残りやすい読書法を発見することが出来たんですよ。

 

それが、書籍の中でも登場した

『関連分野の固め打ち』

という読み方なんですけど。

 

例えば、僕は、AIなどの最先端テクノロジーに関する知識が全くなかったので、

テクノロジー関連のニュースを見ていても、

『ディープラーニングって何?』『強いAI? 人工知能に強い弱いがあるの?』

とチンプンカンプンな状態。

 

それで、苦手意識を持っていたテクノロジー関連の知識をつけようと思って、

特にAIに関連する書籍を5~6冊くらいまとめて購入してみました。

 

最初の1冊目は、比較的簡単な書籍を選んだつもりだったんですけれど、

それでも聞きなれない単語が出てきたりして、

結構苦労して、なんとか読み終えることが出来ました。

 

そして、2冊目、3冊目と呼んでいったわけですが、

明らかに1冊目を読んだときよりも、

書籍の内容がスルスルと入ってくるんですよ。

 

何でかっていうと、全く知らなかった分野について、

初心者に毛が生えた程度の知識を得ることで、

足りない知識を補完するような感覚で読むことが出来たからだと思っています。

 

まあ、つまりは、特に初めて学ぶような分野の書籍を読むときは、

同一分野の書籍を複数冊、簡単な順に一気読みする

というのが、かなり効率よく知識を得ることが出来るということです。

 

僕の場合、これに気が付くのに結構な時間が掛かったのですが、

今回読んだ書籍を読めば一瞬で分かるという・・・

 

そういった意味では、今のタイミングじゃなくて、

もっと早い段階で出会いたかった書籍だと感じましたね。

 

 

ただ、この書籍を読んでいて、2つ気になった点があります。

 

一つは、読書リストが付属していると書いてあるんですが、これがかなりテキトーに感じる。

 

各分野でおススメの9冊の書籍を、紹介しるっちゃしてるんですが、、、

書籍の表紙の画像をただ並べているだけっていう残念な感じ。

 

表紙にブックガイド付きと書くくらいなら、

それぞれの書籍の見どころや軽い紹介くらいは書くべきでは?

と思いました。

 

もう一つは、書籍内でイラっと来る表現があったこと。

 

僕自身、センセーショナルな表現自体は悪いものではないと思っています。

とはいっても、

『この人尖ってるなー』とか『ちょっと言いすぎじゃない?』

とは思うことはありますが。

 

それで、書籍内でイラっと来た表現というのが、これ。

たとえば、日本人であれば『あの二人の関係は、忠臣蔵の吉良上野介と浅野内匠頭のようだ』といえば、それだけで複雑な背景説明なしに状況の理解を共有することが可能でしょう。

このたとえ話をして『意味が分かりません』と言われれば、相手の学歴や職歴がどんなに立派でも『コイツ、そもそも人として大丈夫か?』と私などは思ってしまいます。

この文章を見ていて、

著者自身の教養原理主義のような考え方が見え隠れたような気がして、

『なんだかなー』

と残念に思ってしまったんですよね。

 

教養をひけらかす人を著者自身が書籍の前半で否定しておいて、

後半こういった文章が出てきたので、

まるで説得力を感じなくさせる一文だなと。

 

この一文も、比喩表現の重要性を語るという意味で、

言いたいことは分からないでもないんですが、

そこまで言う必要ある?って感じました。

 

まあ、ぶっちゃけ僕自身が『忠臣蔵』を知らなかったので、

ちょっとイラっとしちゃったんでしょうけど(笑)

 

日本史を学んでいる人なら、知っていて当然という知識だったんでしょうか?

僕は、残念ながら高校の時は世界史を選択していたので、知りませんでしたが。

 

たぶん、著者にとっては、

ドラゴンボールの孫悟空とベジータの関係性

くらいの知識だったんでしょうね。

(それでも知らない人はいるでしょうけど)

 

 

・・・と、文句が無いわけではないんですが、

書籍の読み方、読書術

という部分に関しては、参考になった点も多かったので、

こういった読書術系の書籍を読んだことが無い人であれば、

読んでみるのもいいかもしれませんね。


 

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