これから訪れる価値主義時代をどう生きればいいのか?『お金2.0~新しい経済のルールと生き方』書評

どうも、こんにちは。

哲也です。

 

つい最近、1BTC(ビットコイン)が100万円を突破したことが話題になりましたね。

夏ごろに50万円台になったと聞き、

『流石に、これ以上急激には上がらないんじゃないかな~?』

なんてことを考えていたんですが、

いやはや、それから2倍近くになるとは・・・(‘Д’)

 

『僕には予測付かないな。

だから、下手にトレードに手を出すのは絶対にやめておこう。』

と、再度決心しました。

 

FXでさえ、素人の僕には恐ろしいのに、

それよりも動きが激しい仮想通貨のトレードなんてやったら、

破産しそうで怖いので。。(笑)

 

さて、そんな話題になっているビットコインを含む仮想通貨もそうですが、

人工知能シェアリングエコノミーファンテックなど、

こういった破壊的イノベーションの登場で、

世の中の常識が覆りつつありますね。

 

そして、『お金』に関する常識までもが変化していきます。

 

そんなお金の変化について学べたのが、今回読んだ、

【お金2.0~新しい経済のルールと生き方】著者:佐藤 航陽

です。

お金2.0~新しい経済のルールと生き方

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今の社会を動かしているのは、資本主義社会です。

どんな国だって、お金の影響を受けています。

 

そんな世界共通の資本主義が根本から書き換えられる可能性がある、、、

それが『お金2.0』であると、著者は語ります。

「資本主義」を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か。2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。

その典型がビットコインです。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。

そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。

本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。

引用元:Amazon『お金2.0~新しい経済のルールと生き方』販売ページ

どんな人にお勧めか?

お金への変化が、いったいどのように世の中に変化を巻き起こしていくのか?

ということに興味がある人なら、面白くて、勉強になると思います。

 

例えば、以下のような話題があるんですが、

●そもそもお金という存在は何なのか?

●テクノロジーがお金に与える変化

●資本主義の次のパラダイム『価値主義』とは何か?

●これからの働くことの意義とは?

何か一つでも興味が惹かれるものがあれば、

読んでよかった!

と思えるのではないでしょうか^^

重要だと思ったポイントの要約

お金とは何か?

お金には価値の保存・尺度・交換の役割がある。

元々は不便だった物々交換の代替え案として、価値の媒介物としてのお金が誕生した。

初めてのお金は、紀元前1600年くらいの貝殻であるとされている。

 

長い歴史を持つお金だが、現在のように重要性を持つことになったのは、ごく最近のことだ。

今から300年前の18世紀ごろまでは、身分が重要視されていた。

やがて、市民革命や産業革命がおき、『身分』から『お金』へ重要度が移行し、『お金』が社会の中心になるようになった。(資本主義)

 

最初は価値を運ぶツールだったお金だが、お金が社会の中心になるにつれ、価値を生み出すことよりも、『お金』で『お金』を稼いだ方が効率が良いことに気が付き始めた。

価値の媒介物だったお金がひとり歩きし始め、やがてお金を増やすことが目的となるようになった。

資本主義のいびつさ

このような資本主義にも限界が見えてきた。

リーマンショックなどの金融危機が起こり始め、現在の資本主義に対して疑問を持つ人が増え始めたのだ。

手段が目的化し、お金本来の役割(価値の媒介物)から、お金を増やすことに目が行くようになったことが原因だろう。

 

資本主義を支える経済圏は、『消費経済』『資産経済』の2種類がある。

『消費経済』とは、私たちが実生活で商品を購入したりする時などのお金の流れを指す。

『資産経済』とは、お金でお金を生み出す、金融商品などのお金の流れを指す。

 

消費経済の市場規模は、資産経済の市場規模の1割にも満たないといわれている。

人の手を媒介する消費経済よりも、お金とお金のやり取りである資産経済のほうがスピードが速い。

しかし、このアンバランスな状況が、経済はどんどん不安定な状態になっている。

資本主義から価値主義へ

現在の資本主義が価値と見なすものと、世の人が考える価値あるものの間には、大きな溝ができている。

資本主義はお金を増やすことが価値であるが、実際問題、世の中には『お金にはならないけど価値のあるもの』が存在するように。

 

『お金』と『価値』の関係は、どんどん薄くなり、価値の媒介物である唯一の手段であった『お金』が『独占性』を失おうとしている。

つまり、『お金』を最優先にしていた時代が終わり、『価値』を最優先する時代へと揺り戻されているということだ。

お金ではなく価値のために働く

価値を優先する『価値主義』時代が到来した時、働き方にはどのような変化が起こるのか?

ミレニアム世代の金銭欲求が薄れ、ベーシックインカムなどが登場すると、お金の価値の減少にますます拍車がかかる。

すると、お金を最優先に働くことは、世の中の需要とかみ合わなくなる。

 

価値主義では、人の『楽しい』『共感できる』というような、内面的な欲望(精神的な充足)を満たす価値を提供できる人が有利になる

その人でなければいけない、というような独自性が価値に繋がりやすくなるのだ。

 

これからは自分の価値を高めることが重要になるだろう。

本当に価値を提供できる人は会社に属する必然性がなくなる。

個人が自分の価値を収益に変えていける環境は整っているからだ。

読後感想

時代の変動がどのように起こっていくのか?

『お金』や『価値』というものを過去・現在・未来の視点で読み解き、

これから訪れる『価値主義時代』に向けて、

どのような準備をしていけばいいのか教えてくれた一冊。

 

経済用語などに詳しくない読者を置いてけぼりにすることなく、

分かりやすい言葉で、丁寧に解説されていました。

また、他の書籍とは異なる視点で語られているので、

とにかく飽きずに読むことが出来たんですよね。

 

特にいいと思ったのが、書籍内で、

『価値主義時代を生きるには、好きなことに対する情熱が重要になる』

というような言葉が出てくるんですが、

 

一見、最近流行りの(?)言葉のようにも見えるんだけれども、

その説得力は、今まで見てきた書籍の中では一番だと思ったんですよ。

 

というのも、

 

お金そのものの定義を見直し、

そこから資本主義の話へとつながり、

資本主義の問題点を浮き彫りにして、

その問題点を解決するのが価値主義であり、

価値主義では人の感情が重要になるからこそ、

何かに対する情熱が重要になるんだ

 

というような感じで順序立てて解説されるので

『だから自分が本気で打ち込めることに注力する必要があるんだな!』

って、何となくではなく、しっかりと理解することが出来るんですよね。

 

 

さて、書籍で語られているように、

これからの時代は『価値提供』を行える人が、

どんどん有利になるんでしょうね。

 

例えば、テレビタレントのコメントが信用できないと思ったからこそ、

悪い商品を正直な言葉で批判するYouTuberだったりが人気が出たのだと思う。

 

また、粗悪品を売り込む業者などはインターネットで速攻拡散されて、

どんどんお金を稼ぎづらくなっていきますから。

 

まあ、今の資本主義であっても、

価値提供じゃなくて売り上げだけに躍起になっているビジネスは、

対してお金を稼げなかった(稼げたとしても一瞬)んでしょうが、

これからは、より顕著になっていくということでしょうかね。

 

価値主義の時代がくるから価値提供を重視せよ。

本書籍の言葉は、巷にあふれるきれいごとを並べただけの書籍ではなくて、

問題提起で新たなモノの見方を教えてくれて、行動を促してくれる。

 

ありそうでなかった書籍だったので、読んでよかったと思える書籍でした^^

 

PS.

『好きなことを仕事にする』という言葉を否定するわけじゃないんですが、

僕は、お金を稼ぐ方法を学ぶことは、今からの時代でも必要だと思っています。

 

 

というのも、価値を提供するにも、資本主義で培われた

『価値を届ける技術』(つまりお金を稼ぐ方法)

があったほうが有利だと思うからです。

 

何かの商品を売るという行為は、

同時に『何らかの価値を提供する』ということでもあると思います。

(受け取る側が感じる価値の大小はあれど)

 

あるセミナー講師が言っていた言葉で、

『本当に価値があるのに、それを提供できないのは、経営者の怠慢である』

というのがあります。

 

この言葉を聞いたときに、衝撃を受けたんですよね。

『そうか、良いもの持っているだけではいけないんだ』って。

 

せっかく自分が最高の価値提供の手段を持っていても、

それを提供できる手段がなければ、

その価値を本当に必要としている人が困る。

 

だからこそ、提供する方法、つまりビジネスの方法を学ぶ必要がある。

 

提供する価値の質を上げるとともに、価値提供の手段も学んでいく。

どちらか一つだけじゃなくて、どちらも重要なんだと思います。


 

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