『UPSTART』書評~Airbnb、Uberから学ぶシェア経済で成功するための秘訣

どうも、こんにちは!

哲也です。

 

UPSTARTSという言葉を聞いたことがありますか?

『えっ?スタートアップの間違いじゃない?』

と思う人がほとんどだと思います。

僕も最近初めて耳にした言葉でした。

 

UPSTARTSという言葉は、成功を収めた人物で、経験豊富な年長者や確立された手法を尊重しない者を意味します。

シリコンバレーの代表的なUPSTARTSといえば、おそらく2つの会社を思い浮かべると思います。

そう、Uber(ウーバー)Airbnb(エアビーアンドビー)です。

 

両社は、既存の業界からの圧力や政治的な規制を押しのけながら急成長していきました。

なぜなら、製品がメチャクチャ良かったため、ユーザーが味方してくれたからです。

また、シェア経済(シェアリングエコノミー)と呼ばれる特徴を持っているのも共通点ですね。

 

両社は、どのようにして創業され、どのようにして急成長していったのか?

知っている人ってあんまりいませんよね。

名前は聞いたことはあるけれども、詳しくは知らないという人がほとんどだと思います。

 

appleであれば、創業者はスティーブ・ジョブズで、って分かるじゃないですか。

でも、Airbnbのブライアン・チェスキーUberのトラビス・カラニックという名前を聞いても、いまいちピンときませんよね。

だって、日本でのサービスはほんの一部しか使されていないし、興味を持つ人が少ないので。

 

僕も例にもれず、詳しくは知らなかったわけですが、、、

やはり起業を志す身としては、こういった急成長した会社の軌跡を知ることは重要だと思いまして。

最近発売された書籍『UPSTARTS』に、両社の成り立ちが書いてあると知り、さっそく購入してみることにしました。

UPSTARTS

ブラッド・ストーン

どんな人にお勧めか?

●起業に興味がある人

●シェア経済がどのようにして広がっていったのか知りたい人

●AirbnbやUberについて詳しく知りたい人

という人におススメできる書籍です。

 

ただし、書籍のボリュームが凄いので(ページ数が500Pとか)活字が苦手な人にはキツイかもしれません。

著者紹介

著者ブラッド・ストーンは、2014年に発売された『ジェフ・べゾス 果てなき野望』を執筆した方です。

ニューヨークタイムズなどで活躍していたベテランの記者ですね。

マスコミが嫌いだといわれるジェフ・べゾスが取材を許可したという経歴を持っています。

 

実際に書籍を見ていても、著者の努力が垣間見えて、ものすごい取材をこなして作られたものであると感心しました。

様々な角度からの取材があるおかげで、偏った情報にならないようにしている感じに好感が持てます。

読後感想

書籍の展開としては、AirbnbとUberの創業時からの進行が並列に進んでいきます。

最初は、2つ同時に進行していくので、少し分かりにくく感じていました。

しかし、読み進めていくうちに、この構成である必要性を知ることが出来ます。

 

同じ時期に成長してきた企業同士だからこそ、同じ課題を突きつけられる時期が近く、結果的に全体の流れがよくわかり、理解しやすかったです。

翻訳については、読みにくいことはなく、普通に読むことができますね。

 

さて、書籍を読んでいる中で、いくつか学んだ点があったので、それにつてい詳しく書いていきます。

シェアリングエコノミーの本質とはコミュニティビジネス

シェアリングエコノミーの本質とはコミュニティを構築することではないか?

本書籍を読んでいて、僕はそう感じました。

 

AirbnbもUberも、画期的なビジネスモデルや、時代的に必要とされていたこともあり、多くの賛同者を得ました。

例えば、安く旅行できるような宿泊方法とか、不便なタクシー以外の交通手段とかを提供していました。

賛同者が多いことで、政治的な規制や既存企業からの圧力に押し負けない戦いが出来たわけです。

 

では、なぜこの2社が爆発的な人気を誇ったのかというと、魅力的なコミュニティを構築したからだと思うんですよね。

Airbnbの場合、旅行好きの人たちの支持を取り付けることに成功しました。宿泊費は安くなるし、今までにない体験をすることができる。

Uberの場合、不便な交通手段しかない人に快適な交通手段を提供したり、仕事の無い運転手に仕事を割り振ったりした。

 

人と人をつなぐ。

つまりPtoP(個人と個人)のやり取りのプラットフォームとして必要とされたわけですよね。

そして、そのプラットフォーム(コミュニティ)を必要としていた人の心をつかんだ。

当然、便利さとかもあるとは思いますが。

 

もし、シェアリングエコノミーの本質がコミュニティであるならば、コミュニティの目的を練る必要があると考えられますね。

ただ共有するだけのサービスではなく、なぜそこに集まる必要があるのか。

『なぜ』に対する答えが魅力的であるほど、そのコミュニティにファンができ、広がっていくことになると考えられますね。

既存のビジネスをワンポイントだけ改善

AirbnbとUberのビジネスモデルは、革命的ではあったんですが、誰にも思いつけないものかというと、そうではないです。

Airbnbは、同社が創業する前に似たようなサービスがあったわけです。

Uberにしても同じです。

 

では、それらの企業とAirbnb・Uberの違いは何かと言うと、既存のビジネスをワンポイント改善したかどうかということ。

AirbnbやUberができるまでの似たようなサービスは、どちらかというと理念とかはあったんだけれども、使い勝手を追及はしていなかった。

だから、知る人ぞ知る、という程度に留まったわけです。

しかし、AirbnbもUberも、プラットフォームとしての使いやすさを追求しました。

その結果、爆発的な人気を博したわけです。

 

何か新しいビジネスを始めるときに、天才的なひらめきが無くても、良いアイディアを思いつくことは可能かもしれません。

 既存のビジネスをワンポイント改善させる。もしくは組み合わせる。

そうすることで、今まで満たされなかったニーズを満たすようなビジネスモデルを構築できるかもしれませんね。

Uberのカラニックとリクルート創業者の江副氏の共通点

書籍を読んでいて感じたのが、Uberの元CEOのカラニックと、リクルート創業者の江副氏に共通点が意外と多いのが面白い。

好戦的、というよりもライバルを徹底的に排除しようとするようなところ。

アプローチや声のかけ方などは異なりますが、部下の限界を引き出させるところ。

最後は創業した会社から立ち退くことになるところ。

 

他にも、負のパワーをバネにしている点についても同じですね。

江副氏については、書籍【江副浩正】にて詳しく紹介しているので、そちらを参考にしてみてください

トラビス・カラニックは、驚愕するほどの挫折を味わっています。

普通ならどこかで潰れていても、成功を諦めていてもおかしくないレベルの、です。

 

例えば、起業家人生の走りで投資家から騙される。

共同創業者に裏切られる。

新たなチャンスを掴もうと資金調達に励んでいた時期は、自分への給料が0で惨めな生活を送っていた。

 

これらの経験が、カラニックの負けん気を強くし、同時に劣等感のような、負の感情をため込んでいたのではないだろうか。

それが原因で最後はCEO辞任に追い込まれるなど、自分の首を自分で絞めるような結果になってしまったのだと思います。

 

スターウォーズのダークサイドのように、負の感情は強いエネルギー源になるのだけれど、身を滅ぼすもろ刃の剣であることに気をつけなければいけない。

よく、悔しさをバネに頑張れる、とありますが、あれにも一長一短があるということですね。

神田昌典も、負の感情を利用した後は、心を磨くように言っていますし。

 

原動力が負の感情だけにならないように注意し、心のメンタル状態を平常に保つ。

これこそが、幸せに成功するための方法だということですかね。

まとめ

ということで、書籍『UPSTARTS』を紹介してきました。

こういった創業ストーリーというものは、面白いですね。

偉大な創業者がたどってきた道を知ることで、学べることがたくさんありますし、ビジネスに対するモチベーションも上がります。

 

こういった面白い洋書って、あんまり売れてるイメージがないんですよねー。

みんな起業とかに興味がないからなのか、知名度がそんなにないからなの分かりませんが。

 

東京オリンピックに向けて、日本もシェアリングエコノミーを受け入れるために、規制を緩和していくことが予想されます。

そうすれば、様々なビジネスチャンスが生まれる可能性もありますよね。

だからこそ、もし少しでもシェアリングエコノミーに興味があったりするのであれば、読んでみることをお勧めします。

 

値段の割に大ボリュームなので、コスパ良いし、おススメです^^

ぜひ読んでみてくださいね。

UPSTARTS

ブラッド・ストーン




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