『ファンベース』書評~ファンを増やしていき、確実に売り上げを伸ばすために必要なこととは?

どうも、こんにちは!

哲也です。

 

マーケティングは新規顧客を獲得することが目的である。

そう思う人も多いかもしれません。

しかし、それだけでは、売り上げが伸びなくなってきています。

 

新規顧客を獲得するために、短期的なキャンペーンを実施する。

その結果、話題になったとしても、情報過多の現代では、すぐに忘れられてしまう。

 

では、今の時代のマーケティングには、何が必要なのか?

その答えは、ファンを構築することである。

 

そう唱えるのは、僕が今回読んだ『ファンベース~指示され、愛され、長く売れ続けるために』の著者、佐藤尚之氏です。

ファンベース~支持され、愛され、長く売れ続けるために

佐藤尚之

佐藤氏は電通で長年広告事業に関わっており(現在は独立)、本書でいうところの、短期・単発施策の広告のプロです。

そのプロが、短期・単発施策の効果は、年々減り続けているという。

だとすると、企業は、今のマーケティングから、時代に即したマーケティングに転換していかなければいけませんよね。

 

佐藤氏は、時代に即したマーケティングとは、『ファンベース』であるといいます。

ファンベースとは、ファンを大切にし、ファンをベースとして、中長期的な売り上げや価値を上げていく考え方です。

 

短期・単発的な広告を行い、一時的に売り上げが伸びたとしても、その後、元に戻ってしまう。

なぜかというと、短期・単発的な広告で顧客がファンになっていないからで、これでは焼け石に水。

 

だからこそ、ファンを構築し、売り上げを支えてくれる人を維持し、増やさなければいけない。

その方法について、本書では解説されていました。

読後感想

書籍を読んだ感想は、

目新しいことは書かれてはいませんが、

基本を知るには良い書籍だと感じました。

 

ただ、こういったマーケティング関連の書籍を読んでいると、どうしても神田昌典氏の書籍と比べてしまいます。

僕の考えでは、マーケティングの基本は、神田氏の書籍で十二分にまかなえると思っています。

それだけ、凄いと思うし、書籍としての完成度が高い。

 

例えば、ファン構築に関しての書籍であれば、神田氏の

・もっと あなたの会社が90日で儲かる

・口コミ伝染病

などで似たようなことが解説されている。

 

もちろん、これらは少々古い書籍なので、今の時代に使えるように工夫しなければいけませんが、、、

だから本書は、現代版のファン構築法の書籍、という感じですね。

 

さて、書籍を読んでいて、いくつか感じたことがあったので、それについて書いていきます。

東京は別の国と思わなければいけない、、、って本当?

書籍内で、『東京は、他の地方とは別の国と考えなければいけない』と著者は言います。

 

なぜなら、ネットの検索機能を使用するのは東京周辺の人が大半であり、

地方に住んでいる人はネットで検索してまで情報を取りに行く人が少ないから、

だそうです。

 

確かに、書籍内で出てくる、

Yahoo!が発表した『都道府県別 人口当たりの検索数(2015年)』のデータでは、

東京とそれ以外の都道府県では、人口当たりの検索数に2倍近い差が出ています。

 

だから、東京ではネットを活用した広告、

地方ではCMなどを利用したキャンペーンなどと分けるのが有効である、

というのが著者の主張にありました。

 

でも、これって本当かな?

って、正直思うんですよね。

だって、書籍で出てきたデータには、年齢が全く考慮されていないんですよ。

 

基本的に、若者はネットの利用率が高くなります。

それに対して、高齢者はネットを利用する人は少ない。

 

また、若者は東京などの都市に集まるので、地方は高齢者の割合が多くなる。

地方は高齢者が多いのだから、ネットを使う割合も少なくなる。

 

つまり、ネットを活用するかどうかは、

都市部か地方かで別れるのではなくて、

年齢で別れるんじゃないの?って思うんですよね。

 

だって、僕の世代(20代)では、分からないことがあればググるのは当たり前のこと。

僕は、地方出身ですが、友人たちも同じです。

それに、スマホが当たり前の世代(10代)なら、検索機能を活用する率も高いはずです。

 

そう考えると、著者の主張には、少しばかり考慮が足りないとも感じてしまいます。

 

例えば、多くの高齢者にアプローチをかけたいのなら、地方にCMを流したりするのは効果的でしょう。

しかし、若者に対してアプローチをかけたいのに、CMを流すのはどうなのか、という話です。

 

若者のテレビ離れ、なんて騒がれていましたが、

今の若者はテレビよりも、ネット(YouTubeやSNSなど)に熱中する割合が多い。

であれば、YouTube広告やSNS広告を活用したほうが、よっぽど効果的ではないか。

 

確かに、都市部と地方では、マーケティングの方法は異なるんでしょうが、

ターゲットの特性に合わせた広告を打つのが最適なのではないか、と僕は考えます。

要は、極端にならずに、いいとこどりをしよう、ということですね。

広告は興味ない人に見せない

書籍内で、とあるYouTube広告について触れられました。

 

YouTube広告って、5秒くらい見たら飛ばせるようになっているものが多いです。

でも、中には30秒間くらいの広告映像を飛ばせない、なんてものもあるらしい。

 

そういった利用者の邪魔ともいえるような広告の出し方をしても、何の効果もない。

それどころか、その広告を出している企業に対する悪感情が育つだけだ。

と、著者は言います。

 

これについては、完全に同意です。

僕は、とあるセミナーで『興味ない人にはオファーしない』ということを学びました。

 

例えば、検索エンジンで検索をしていて、ある項目をクリックすると、画面にデカデカと広告が出てきた。

そんな経験をしたことがあると思います。

 

あれって、やられた側の感情として、どんなことを思いますか?

 

普通にウザいっすよね。

僕なら、速攻で戻るボタンを押します。

広告の内容なんてまず見ないし、不快な思いをするだけです。

 

そんなことでは、ファンを構築するなんて絶対にできない。

悪目立ちしても意味がないですよね。

ただ目立てばいい時代は終わっているので、利用者目線での広告を心がけることが大切だということです。

まとめ

ということで、佐藤尚之氏の『ファンベース』を読んだ感想でした。

 

この記事内で挙げた『東京は別の国』という部分以外は、

非常に参考になる書籍だと思います。

 

お客様を大切に、リピーターを増やすように。

 

そんな当たり前の事、と思うかもしれませんが、

当たり前が出来ていないからこそ、

売り上げが伸びないということですね。

 

顧客のファン化についてあまり知らない人は、

是非この書籍を読んでみてくださいね。

ファンベース~支持され、愛され、長く売れ続けるために

佐藤尚之




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