『サクッと起業してサクッと売却する』書評~起業した会社を売却するという究極の時短術を学ぶ!

どうも、こんにちは!

哲也です。

 

ほとんどの人は、起業に関してこのように思っているのではないでしょうか?

起業をしたら、その会社を発展させ大きくしていく。

 

そう考える人が不安に思うこととして、

『ずっと事業を続けられるのかな?』

『ずっとその会社を続けたくはないんだけどな…』

と感じる人も多いと思うんですよね。

 

でも、もしも起業した会社を売却するという手段があるとしたら、、、

その手段を知ってみたくはないでしょうか?

 

起業した会社を売却することで、

売却益を元手に次の新しい事業を始める、

売却益を手に自由な人生を始める、

そんなメリットを受けられるとしたら、、、

 

起業した会社を売却するということについて、少しは興味が湧いてきましたよね。

 

そこで、今回僕が読んだ書籍を紹介して見たいと思います。

 

会社を売るのもトマトを売るのも同じと豪語する著者、

正田圭氏が書いた『サクッと起業してサクッと売却する』です。

サクッと起業してサクッと売却する

正田 圭

どんな人にお勧めか?

●起業に興味がある人

●起業して売却する、という選択肢を知らなかった人

●起業するには何か特別なことをしなければいけない、と思い込んでいる人

などの人が読めば、役に立つ情報が得られると思います。

 

書籍の内容は、かなり分かりやすく噛み砕かれて書かれているので、

小難しく考える必要はなく、ストレスなく読めるはずです。

著者情報

著者である正田氏は、15歳で起業したという異例の経歴を持っています。

15歳の時に行っていた事業とはSEO(検索エンジン最適化)に関するインターネットビジネスで、会社を19歳の時に売却。

その後、22歳の時に年商35億円の会社を築いた連続起業家です。

現在は、TIGALA株式会社のCEOを務めています。

 

以前出版した書籍に、

『15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと』

『ビジネスの世界で戦うならファイナンスから始めなさい』

『ファイナンスこそが最強の意思決定術である』

があります。

読後感想

『起業して、その会社を売却する』

という選択肢を示すために、

●なぜ売却する必要があるのか?

●売却するメリットはあるのか?

●事業は全く新しいものである必要はない

などということについて、著者の経験を踏まえながら解説されています。

 

一方で、『実際にどのように起業したらよいのか?』という部分には、残念ながらあまり触れられていません。

なので、実用書や実践書のようなものではなく、自己啓発よりの書籍だな、と感じました。

 

さて、書籍を読んでいて面白いなと感じたのは、

『会社を売却すると寿命が延びる』

と著者が語っているところです。

会社を売却する=寿命が延びる!?

読んでいない人にはあまり伝わらないと思うので、どういう事か説明していきましょう。

 

会社を売却し、多額のお金を手にする。

それは、その会社で未来の自分が得られる利益を、”今”受け取ることが出来ることを意味します。

 

会社を運営するのには、部下のマネジメントであったりと、多大な労力が必要とされますよね。

しかし、会社を売却することで、今後、数年間にわたって味わうであろう苦労がなくなる。

つまりそれは、自分の寿命を数年分得したというのと同じであるということです。

 

この発想がすごく面白いな、と僕は感じました。

 

多くのお金持ちや経営者は、

お金<時間

という風に、時間を大切にします。

ありふれた言葉ですが、時間はお金で買うことは出来ないからです。

 

ある意味で、会社を売却するというのは、究極の時短術ともいえるのではないか。

そう考えると、著者の言っていることに、ものすごく説得力を感じるんですよね。

それって従業員を裏切ってことじゃないの?

しかし、会社を売却するとはいっても、いくつかの疑問を感じると思います。

 

例えば、『会社の従業員を裏切るような行為なのではないか?』というもの。

これは、本書籍を読むまで、僕も感じていた疑問でした。

 

会社が成長していて、大企業から会社を売却してくれというオファーが来る。

そうなったときに、今まで自分を信じてついてきてくれた従業員がいるのに、自分だけ利益を得て、その会社を去るのは許されることなのだろうか、と。

そんなことを考えて、会社を売却する、という選択肢は、なんだか悪いことのように感じていたんですよね。

 

でも、著者である正田氏が流石だなと感じたのは、このことに関して、

『従業員のことは気にしなくていい』

『従業員は、あなたが考えている以上にビジネスライクだ』

と言っていたからです。

 

少し考えてみてほしいのですが、

今自分が勤めている会社が大企業に買収されたとして、社長が変わるとします。

そうなったときに、何を考えますか?

おそらく、『自分にどんな変化があるのだろうか?』ということは考えますが、『あの社長、裏切りやがって!!!』と考える人は少ないと思います。

 

会社に属しているということが、その会社と一心同体である、と考えている人は少ないですよね。

みんな、給料をもらって、生活をするために会社に行っているわけです。

もしも、今の条件よりももっと良い条件の転職が可能であれば、あまり躊躇せずに転職するでしょう。

 

つまり、社長と従業員が同じことを考えるかというと、そんなことは無い。

従業員は従業員の生活の事しか考えていないし、社長が入れ替わったところで、何も変化しないということ。

 

この著者の考えを知ったときに、まさに目からうろこでした。

確かに、その通りじゃないか、と。

さすが、事業売却を経験してきた人は違うな、って感心したんですよね。

会社を大きくした方が利益を得られるんじゃないの?

会社を売却するのが良い、と聞いても、

『その会社を大きくしていき、株式公開を果たし、上場などをしたほうが儲かるんじゃないの?』

と考える人もいると思います。

 

僕も、そう考えていたんですが、しかし著者は違いました。

『株式公開をして上場するよりも、会社を売却したほうが手元のキャッシュが残る』

そう語っています。

 

何故かというと、会社を売却した場合は、数億円ものお金がまとめて手に入ります。

 

しかし、株式公開をして上場したらどうなるか?

上場企業となったら、簡単には自分の保有している株を売ることは出来ません。

大量の保有株を売却すると自社の企業価値が下がりますし、株主から総スカンをくらいます。

だから、少量の株を売り続けるしかない。

 

他にも、例え上場企業の社長となったとしても、(売却益と比べて)自分の報酬はそんなに多くはもらえない。

すると、人間、可処分所得が増えると自然と使うお金も増えていくので、手元にお金が残らないことが多い。

 

であれば、起業を売却したほうが、よっぽど手元にお金が残るし、時間も節約できる。

というわけなんですよね。

まとめ

というわけで、『会社を売却する』という選択肢について、本書から得られた知識は多かったです。

個人的には、新しい選択肢を知ることが出来たので、値段分の価値はあったなと満足しています。

 

普通の人がなかなか考えつかない、『起業した会社を売却する』という選択肢。

その一風変わった考えであるものの、かなり合理的な考えであることも分かったかと思います。

 

起業を考えている人であれば、面白く読める書籍であると思うので、興味が湧いたら手に取ってみてはどうでしょうか?

サクッと起業してサクッと売却する

正田 圭




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